20代
社会人になってからは忙しかった。
だんだん音楽とは距離ができていった。
今考えるとKinKi Kidsと全く無関係だったかと言えば意外とそうでもなく、
唯一の関わりがカラオケ。
行くと1曲目はだいたい硝子の少年だった。
1曲目じゃなくても行くたびに100%歌った。
みんな知ってるし、おじさんも同世代も絶対に歌える曲。
そりゃそうだ、めちゃくちゃ売れたもんね。
歌う度にPVは流れていたと思う。
でも興味はなかった。
どっちがどのパートかも全然知らなかった。
ネットが発達してくると色々な情報が入ってくる。
堂本光一が舞台をやってるとか。
堂本剛が変な格好をしはじめたとか。
堂本剛の変化は記憶に残っている。
面白おかしく皆好き勝手に色々言うから、
数ある芸能ニュースのひとつとして、
ネタとして興味本位で見てた。
KinKi Kidsも堂本光一も堂本剛も、ジャニーズの中では嫌な印象はない。
でも特に興味もない。
そんな感じだった。
私の好意の対象は40代以上のイケオジだった。
同年代はなんか子供っぽい。
やっぱりおじさんのが余裕と色気があっていいなって思ってた。
そして私は濃い顔が大好きだった。
(ちなみにドストライクなのは北村一輝)
そして私は音楽をあまり聴かなくなったかわりに、
2時間サスペンスや刑事ドラマをよく見るようになった。
職場環境もあったが、20代にして地味な趣味になっていった。