三日坊主。

『思ってもみなかった それを縁という』ジャニーズ嫌いがKinKiにハマった過程。そこから広がった好きなバンドのことなど。個人の感想の記録です。ライブレポ、メンバーレポはありません、なぜなら覚えてないから。語彙力はちいかわです。

TheBEST

当たる気はしてたけど当たってしまった。
喜びよりも、どうしようという不安の方が格段に大きかった。

家族も職場の人も、
私のことを本気で心配していた。

私が1人で東京に行くということは、
それくらい危なっかしいことなのだ。




まず東京駅で絶対に迷子になると思った。
私はものすごい方向音痴だからだ。

名古屋でも不安なのに東京の電車なんて絶対乗り間違えると思った。

私にとっては東京ドームも恐ろしかった。
3000人規模の会場かライブハウスしか行ったことのない私は、5万人という数字が恐ろしかった。

それだけの人数が一カ所に集まるということを
想像するだけで気が滅入った。
人混みも大の苦手だ。

トイレの問題もあった。
年齢とともにトイレが近くなっていたので、
並ぶと噂のドームで我慢できる自信がなかった。



KinKi Kidsに会えるという実感は全くなかった。
仕事は忙しく、1人で東京という不安が毎日つきまとう。
刻一刻と近づいてくるその日に、
テンションは下がるばかりだった。






12月にTheBESTが発売された。


私は新曲が入ってない限り、ベスト盤は買わない主義だった。
だって入ってる曲、全部かぶるじゃん。



でも買った。
なぜならPartyの映像が入っていたから。


コンサートを見るまでPartyを見るのはやめようと思っていたが、
友人と 思いを共有したいがために見た。







泣いた。








なんだこのあたたかい空間は・・・




その場にいないつよしくんのこと、
1人でステージに立つ光一くんのこと、
お互いに思い合っていた。
離れていてもまるで一緒にいるかのようだった。 
そしてKinKi Kidsのことをファンが包み込んでいるような、2人を大切に大切に守っているような、そんな印象を受けた。


Partyには他のジャニーズの人も来たらしいが、
その場面は一切なく、
2人とファンだけの空間だった。
嬉しかった。



そして今まであまり聴いていなかった
「Anniversary」「もう君以外愛せない」が
すごくすごく特別で大切な曲になった。




ビューイング中止の悲しみが、
この日ついに消失した。